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■ 北山豊さん


皆さん、この作物は何でしょう?本葉2枚の幼い姿から、完成品を想像できるでしょうか。「どのくらい育っているかな」
そういいながら北山豊さんが1本引き抜いてみると、おお、長い!糸のような根が地中深く張っていて、途中でプッツン。極細サイズとはいえ、早くもごぼうの片鱗を見せています。
「ここまで育つのに一番日数がかかるんです。あとは早いですよ。1ヵ月もすればふきに煮た大きな葉が繁って、地面が見えなくなります。例年通りならね(笑)」



山さんは5年前からコープこうべのフードプランに参加し、ごぼうの無農薬栽培に取り組んでいます。ごぼうは「もともと農薬を必要としない作物」で、無農薬もそうむずかしいことではないそうですが、そのために欠かせないのが長期輪作です。
「まあ、どの作物もそうですが、ごぼうはとくに連作を嫌うんです。最低でも4〜5年、理想をいえば10年は間をあけたいところです。」



営面積は全部で34ヘクタール。これだけの広さがあれば楽勝かと思いきや、意外な事実が。なにしろ土の中に1メートル近くも根を張る作物だけに、石の多い畑はダメ、粘土質の畑もダメ・・・と、注文山積み。ごぼう好みの畑を探すのは至難のワザなのでした。
「それに本当は同じ根物のビートのあとは避けたいところなんです。しかしこれがなかなか。例年秋にはコープこうべの組合員さんが視察に来られるんですが、去年は根腐れをおこし、相当数がきえてなくなっていました」



の跡地には緑肥や堆肥を入れ、ビート・豆類と組み合わせて「畑をまわす」−1にも2にもこのやりくりが大仕事。あとはもう草、草、草。雑草との戦いです。
「いま畑にいる人はみんな草取りですよ。とくにこれからの暑い季節はつらいね。草ぼうぼうになるから。私よりうちの奥さんが一番大変じゃなんじゃないかな」



の北海道は春先に高温が続き、そのあとは干ばつ傾向が続いています。畑の土はカラカラ。地温は40℃くらいありそうです。
「これから先が心配ですね。ごぼうは涼しい気候を好む作物でしょう。それが最近は毎年のように異常気象で猛暑やら大雨やら。ま、あとは運を天に任せるしかありませんが」



は9月末から11月中頃まで。土質に恵まれた池田町のごぼうは香りが高く、繊維質がやわらかく、肌がきれい、と三拍子そろった絶品だそうです。どうぞ無事育ちますように・・・祈る気持ちで大きな畑をあとにしました。


ホクレン広報誌 GReen No.197 より

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