

 |
畑の元気を食卓に。
中身で勝負!のじゃがいも農家。
北海道十勝地方の本別町で出会ったじゃがいも農家、その名も丑若(うしわか)浩行さん。お名前がユニークなら、お話も型破り。畑のいもたちをこんな表現で紹介してくれました。

まず生食用の男爵は「すごくデリケート」。加工用のトヨシロは「やる気満々なんだけど、やる気が空回りしてる(笑)」。農林1号は「何がきてもやったるぜ、みたいな感じ。キングオブイモかな」

お訪ねした7月初めはちょうど花の季節。淡いピンクや白、薄紫の花々がカーペット状に畑を彩っています。

丑若さんは「もうかなり育っていますよ」といいながら、1株掘ってくれました。もったいないような気がしますが、2日に1度はこうして株を抜きとり、生育状態をしっかり観察。病気の兆候はないか、虫に食われていないか、玉数はどうかと。
「大事なのは根の張りです。培土の中に満遍なく根を張っていれば順調。地上部だけ見ているとだまされてしまいます。」

畑づくりに全力投入
丑若さんはホクレンのクリーンDO事業に参加し、男爵とトヨシロを減農薬栽培しています。農薬の散布回数は通常の2分の1。「だから一番恐ろしい疫病だけをターゲットにして、ほかの病気は気にしない。虫がいてもじっと我慢。にらみつけて、食うなよ、食うなよと(笑)」
もちらん念力?だけに頼るわけにはいきません。何より心がけているのは「作物自体に病気を寄せつけない力をつけること」。肥料は極力ひかえめに。生育初期は自力で体を作らせ、実が太るときだけ効くように肥料をコントロールします。そうすると、背丈はあまり伸びず、がっちりした体型に。
|