
 |
「小さいねっていわれるけれど、こういういもは病気にも強いし、倒伏しにくい。倒伏させないことがいも栽培の基本です」
もうひとつはストレスの少ない環境を用意すること、すなわち土づくりです。輪作や堆肥の投入は当然のこと、土壌分析に基づいて微量要素を入れ、理想のミネラルバランスを目指します。
「善玉菌が活性化している畑は病原菌もはびこることができないし、作物自体に抵抗力がつくんです。ここ10年ほど集中的に土づくりを続けて、やっと一定の効果が見えてきたところ。ベストの状態にもっていくにはまだ数年がかかりますが」
畑を育てることは作物を育てることよりもっと大事 丑若さんの信念です。

完熟いもを手渡したい
研究心旺盛な丑若さん、お話はまるで植物学者のよう。私たちは「知らなかったね〜」を繰り返すばかり。
「黄変期になるといもにビタミンCがのるって知っていますか」一同「??」
解説によると、黄変期というのは読んで字のごとく、地上部が黄色く枯れる時期のこと。いもが完熟したサインです。ところが黄変期までおくと、年によっては実が肥大しすぎてしますことも。
「消費者が好むのはM・Lサイズ。特大サイズは出荷できません。それで肥大を止めるために、早めに茎葉を機械でカットすることがあります。ぼくとしては、ビタミン・ミネラルが豊富で、健康に直結するいもが一番いいと思うのですが」

見た目ではなく中身を評価してほしい。畑からのこんな声を皆さんはどう受け止めるでしょうか。
ホクレン広報誌 GReen No.203 より
|