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厳しい審査が待っている
鈴木さんは6年前からコープこうべのフードプラン事業に参加し、1ヘクタールの面積で減農薬栽培を手がけています。使用する農薬は効力がごく弱いものを合計3回。除草剤は生育過程では全く使用しません。クリーン農業に挑戦する農家にとってこれが最大の難題。なにしろにんじんは初期育成が遅く、畑は日当たり良好、草がはびこる絶好の条件をそなえています。

「ひと回りすればもう新しい草が生えている。にんじんが大きくなるまではなんのことはない、ただただ草取り」

さて7月末ともなると、富良野の畑は収穫作業で沸き立ちます。農家にとっては何にも優る喜びですが、しかしここにも厳しい現実が。手間ひまかけて育てたにんじんなのに、出荷できるのはそのうちの40%程度。半分以上が規格外として廃棄されるといいます。

「そのほとんどは大きすぎたり小さすぎたり、形に難があるものです。60%も出荷できれば、ばんばんざい」

こんなお話を聞くと「1本無駄なく使わなくちゃ」の思いがひしひし。お店に並ぶ色鮮やかなにんじんたち、その陰ではにんじん農家の真剣勝負が続いていました。
※この取材は4月下旬に行いました。収穫風景は昨年夏、栗山町で撮影。
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